洲本城(平城)
三熊山頂の城は、室町時代に安宅氏によって築かれたが、羽柴秀吉の淡路攻めで落城・天正時代、仙石秀久につづいて城主となった脇坂安治が石垣を築いて本格的な山城とした。 この山下の城は、寛永8年(1631)阿波、淡路の領主であった蜂須賀氏が、由良の藩邸を廃して洲本府を開いたときに築いた典型的な平城である。 自来明治維新までここに家老の稲田氏が居城し淡路全島を治めた。